結論:『英単語のクセ』を先に把握しておくこと
もくじ
1 なぜ英単語を覚えないといけないの?
2 英単語のクセとは?
3 絶対に知っておくべき否定の接頭辞6選
「英単語が全然覚えられない」
「覚えてもすぐ忘れてしまう」
「何から覚えたらいいかわからない」
こんな悩みをお持ちの方へ。
本記事では、カチュンが単語学習を始めるにあたって先に知っておきたかった
『英単語のクセ』を紹介したいと思います。
私はこれを留学時に知りましたが、その当初はTOEIC200点台でした。
しかし、これを知ることで語彙を圧倒的に増やすことができました。
現在は、
・1万語以上の英単語を暗記
・TOEIC930点オーバー
・日常会話でもほぼ困らない
ここまで到達できました。
でも、正直もっと早くにこれを知っておきたかったです(´Д⊂ヽ
1 なぜ英単語を覚えないといけないの?
英語学習を始めるにあたってよく単語から?文法から?発音から?
といった何から?議論が起こりますが、これは単語からです。
単語を並べる文法がわかっていても英文をきれいに発音できたとしても、単語の意味がわからなければ話についていけなかったり、反応できません。
かくいう私も、単語が分からなくていろいろ苦労した経験があります。。
例えば、フィジー留学したときのホストファミリーに会って、最初に言われた英語はこんな感じでした。
“It’s humid today!”
humid=湿気が多い
つまり、「今日は蒸すね!」っと言っていたのです。
でも私はhumidがわからなくて、humanといってるのかと思いました(泣)
簡単な単語でも分からないことがありますよ。
フィジーで通った語学学校での授業テーマにこれがありました。
“Let’s talk about the Japanese race!”
この場合のraceは、競争・レース、ではなくて、人種・民族、という意味です。
「日本人について話し合おう!」
“What is the first letter of your first name?”
といきなりきかれたら、あなたは何て答えますか?
ここでのletterは、手紙、という意味ではなく、文字です。
「あなたの名前の頭文字は何ですか?」
initial(イニシャル)といわれれば分かるのに、、ですよね(笑)
このように英単語の意味がわからないと、あなたは昔のカチュンのように困りまくります(;´・ω・)
逆に一つの単語の意味がわかるだけで、パーっと会話やストーリーの視界が開ける場合もあります。
それだけ「語彙力」というものが言語学習では大きなウエイトを占めるのです👍
2 英単語のクセとは?
「よーし!じゃあ単語覚えまくるぞ!」と今思われた方、少しお待ち下さい✋
単語学習に入るその前に、「英単語のクセ」について説明させて下さい。
専門用語で、このクセのことを「接辞」といいます。
接辞には単語のアタマに付く接頭辞と、オシリにつく接尾辞があります。
接辞は英単語を覚える上で強力な武器になる✊
接辞というものを説明するのではなく、ここからは具体例を使って説明させて下さい。
接辞というのは漢字でいう部首のようなものです。
いきなりですが、次の漢字が読めますか?
1 蝶 2 蝉 3 虻 4 蜻蛉 5 蟋蟀
正解
1 チョウ 2 セミ 3 アブ 4 カゲロウ 5 コオロギ
難しいですよね( ;∀;) とくに3~5とか、「読めるかっ!」て感じですよね。
まさに漢字だけに……。ホントスミマセン(‘ω’)
でも、これらはおそらく「虫」であるということはわかります。
だって全て「虫へん」がついてますからね!
では、次の英単語の意味わかりますか?
1subway 2 submarine 3 subculture 4 subconscious 5 suburb
正解
1 地下鉄 2 潜水艦 3 サブカル 4 潜在意識の 5 郊外
ここで共通するのは何ですか? そうです、sub-ですよね。
英単語のsub-とは、「下」(=under)を意味します。
1sub(下)+way(道)、地下鉄
2 sub(下)marine(海)、潜水艦
3 sub(下)culture(文化)、下位文化(サブカル)
4 sub(下)+conscious(意識の)、潜在意識の
5 sub(下)+urb(urban都会)、郊外
sub-は(下)を意味する接頭辞です。
※単語のアタマに付くので、接頭辞です。
おもしろいですよね?
接辞というのは、単語ではないのですが、それだけで意味を持ちます。
単語に共通して表れるので、意味が覚えやすかったり、知らない単語の意味がわかったりします。
この接辞のことを、「英単語のクセ」と呼んでいるわけです。
3 絶対に知っておくべき否定の接頭辞⑥選(ホントは③つ)
接頭辞で真っ先に押さえておきたいのが、否定の接頭辞です。
なぜなら、ある単語とその反対の意味になる単語を同時覚えられるので語彙が単純に2倍になるからです。
①否定の接頭辞 un-
lucky (幸運な) ↔ unlucky (不運な)
happy (幸せな) ↔ unhappy (不幸な)
limited (限られた) ↔ unlimited (限りない・無制限の)
able(できる) ↔ unable(できない)
certain(確かな) ↔ uncertain(不確かな)
un+stable(安定した) ↔ unstable(不安定な)
conscious(意識している) ↔ unconscious(無意識の)
believable(信じられる) ↔ unbelievable(信じられない)
acceptable(受け入れられる) ↔ unacceptable(受け入れられない)
②否定の接頭辞 dis-
like (好き) ↔ dislike (嫌い))
agree (賛成する) ↔ disagree(反対する)
cover (覆う) ↔ discover(発見する)
approve(認める)=disapprove(認めない)
appear(現れる)=disappear(姿を消す)
ease(安楽、安心)=disease(病気、不健全)
respect(尊敬する)=disrespect(ディスる、見下す)
advantage(利点)=disadvantage(欠点)
③否定の接頭辞 in-
active (活発な) ↔ inactive (活発でない)
accurate (正確な) ↔ inaccurate(不正確な)
humane (人道的な) ↔ inhumane (非人道的な)
capable(有能な) ↔ incapable(無能な)
correct(正しい) ↔ incorrect(間違いの)
direct(直接的な) ↔ indirect(間接的な)
dependent(依存した) ↔ independent(独立した)
efficient(効率が良い) ↔ inefficient(効率が悪い)
④否定の接頭辞 im- (in-は、b,m,pの前ではim-に変化)
possible (可能な) ↔ impossible (不可能な)
balance(均衡) ↔ imbalance(不均衡) ⇦unbalanceと同じ意味
perfect(完全な) ↔ imperfect(不完全な)
mature(成熟した) ↔ immature(未熟な)
mortal(致命的な) ↔ immortal(不死の)
potent(強力な) ↔ impotent(無力な)
⑤否定の接頭辞 ir- (in-は、rの前ではir-に変化)
regular (規則的な) ↔ irregular (不規則な)
relevant (関連のある) ↔︎ irrelevant(関連のない)
⑥否定の接頭辞 il- (in-は、lの前ではil-に変化)
legal (合法の) ↔ illegal (非合法の)
logical (論理的な) ↔︎ illogical(非論理的な)
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