結論→「このままいくと、惨めな人生が見えていたから」
どうも、かちゅんです(‘ω’)
前回、英語学習者の最初の一歩として、「必ずやりきると決断する!」ことが大事、
という記事を書かせいただきました。
まだ読んでいない方はぜひ!→https://www.kachunblog.com/?p=63
では私自身、「なぜ決断できたのか?」
という内容を今回は書いてみたいと思います(‘◇’)ゞ
すでに英語学習を継続できる、「明確な理由がある人」は読まなくて大丈夫です。
もしまだ迷いがあるのであれば、私のかなりパーソナルな話になりますが、なにかの参考になれば幸いです。
当時、私はまだ26歳でした。大阪にある小さな個別指導塾に勤務しており、教室運営と講師業が自分の主なお仕事でした。
ある日、高校1年生の女の子が塾のシステムを教えて欲しいといって来塾してくれました。その子をこれからAさんと呼ぶことにします。
Aさんはけっこう賢い子で、区域内の学校で上から3番目ぐらいの高校に通っていました。
ですが学校での勉強内容にいまいちついていけていないようで、入塾を検討しているとのことでした。
たまたまその時は私が空いていたので、私が説明しました。
とても礼儀正しく、真面目そうな愛想のいい子でした。
丁寧に説明していくと、Aさんは納得してくれたようで「入塾します!」と言ってくれました。
後日、Aさんはお母さんと来塾してくれました。入塾手続きを行うためです。
手続き中にお母さんがこう言ってくれました、
「うちの子、かちゅん先生のこと気に入ったみたいで入りたいそうです。」
それを聞いてとても嬉しかった半面、実は内心とても不安でした。
かくしてAさんはうちの塾生になり、まじめな彼女は毎日塾に通うようになります。
ここからが、かちゅんの苦悩の日々の始まりでした。。
Aさんが入塾する際に私が不安を抱えていたのは、当時私は高校生を教えてあげられなかったからです。
私の主な仕事は、教室管理です。授業はサポート程度しかやりません。
生徒の授業は、講師(主に大学生)が行ってくれます。
個別指導塾にもいろいろとありますが、この構図はどこもそんなに変わらないと思います。
ですので、Aさんの授業は彼らに任せます。何の問題もありません。
私にとっての不安は、彼女の授業外の質問です。
まじめな彼女は授業がない日も来塾し、自習に励んでいます。
とても素晴らしいことです。
ですが、そんな彼女の質問に私は答えてあげられない(T_T)
中学生の授業はもっていたのですが、高校生になるとお手上げでした。
これでも一応大学は出ているのですが、、
中学に比べ高校の範囲は広くかつ深い。当時は全くわからない。
まじめなAさんは、数学や英語の質問をいそいそと私にしてくれますが、何を読んでもちんぷんかんぷんでした。自分でもどうやって大学に入ったのか不思議でした。
私はいつも、「ごめん、分からないから他の先生にきいてくれない?」
というしかありませんでした。Aさんはいつも悲しそうでした。
みなさんならどう思いますか?先生が気に入って入塾したのに、その先生が全く自分の質問に答えてくれない、、、控えめにいっても最悪ですよね。
Aさんには申し訳ない気持ちでしたが、教室管理でいっぱいの私にはどうすることもできなかったです。
そして私は、聞いてはいけないものを聞くことになるのです。。
その日Aさんは数学の授業を受けていました。
担当講師は、〇阪大学のエリートです。授業はとてもにスムーズ。
教室も管理するものとして、他の作業しながらでも、耳だけは常に講師と生徒に向けています。問題があれば、即対応できるようにです。
そこで私がきいてしまったAさんの発言はこうでした、
「かちゅん先生て、私の質問になにも答えられないですよ、、」
講師はそれを聞いて固まっているようでした。どう返していいかわからなかったのでしょう。どちらに対しても申し訳ない気持ちでした。
これを読んでくれている読者さんならこの状況でどうされますか?
この状態のままで、今の仕事を続けていけますか?
そのAさんの発言をきいたとき、私の中でなにかがはじけました。
ずっと心の中にあった、自らへの疑問。
通ってくれている高校生はなにもAさんだけではないです。
他にも何名かいました。その子たちに何もしてあげられない自分。
講師からも、授業が受け持てない日の代講を頼まれることがあります。
中学生なら担当できますが、高校生はむりです。
他の講師をあたるようお願いせざるえません。
生徒からの質問に答えられず、講師からの代講も引き受けられず、本当に教室管理なんて続けていけるんだろうか、、?
「いや無理だ!」
ようやく自分の中で結論がでます。
少なくとも、今の状態のままでいることが自分には耐えられない!
その時初めて、「大学受験まで指導可能な科目を1つもとう!」
と決心できました。
科目は「英語」とすぐにきまります。
これには、大学教員である母親や、すでに留学を経験していた妹や弟たちからの影響もあったと思います。
それに、中学生のときに3週間のオーストラリアツアーに参加したときに抱いた、英語が話せる人への憧れがあったかもしれません。
それでなくとも父に当時なぜか、英語圏への留学を強く勧められていました。
様々な要因があったにせよ、かちゅんはその時に、
「もう英語極めるしかない!」と自然に思えました。
でないと、教育業界にもういたくない。これ以上は自尊心が保てない。
でも英語ができたら、通ってくれる生徒に満足してもらえる環境を提供してあげられるかもしれない!
決断してから急に視界がひらけたような気がしました。
心の中のもやがすっーと晴れて、穏やかな気持ちになれました。
そのあとのことは正直よく覚えていません。
本当に教室を回していくのに毎日必死でしたので。
きっとAさんの質問にも相変わらず満足に答えられていないでしょう。
覚えているのは、3月まで仕事をしたことです。
その年の受験生が全員合格してから、会社を辞めました。
そのあとかちゅんは、「英語極めるならやはり留学しよう!」と思うのですが、
なぜか「フィジー」という国を選びます。
ですが、それはまた別の記事で書きたいと思います(‘ω’)
これがかちゅんが決断できたいきさつです。
もう二度とAさんのような思いを生徒にさせてはならないし、自分も自分に絶望したままでいたくない、と思ったのをよく覚えています。
あれから12年以上たちますが、今でもあのとき決断した自分が今の自分に勇気をくれます。
だから英語学習を継続できているのです。
今ではセンター試験レベルだと満点が取れるし、TOEICも200点台から900点を越えるようになりました。でもまだ続けています。
そのきっかけをくれたAさんに感謝しています。
(あのとき質問に答えてあげられなくてごめんね)
ながながと書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
読者さんのなかで、なにか見えましたでしょうか?
とりたてて強い理由がなくても学習は開始したり、続けられるのですが、あったほうが絶対有利です。
いま一度、自問されてみて下さいね。
「自分が英語学習をする理由は何だろう?」
次は、フィジー留学についてでも書いてみようかと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。
それでは、かちゅんブログにstay tuned(‘ω’)
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